第1回 「中性子マイクロスコープの実現に向けた調査研究」研究会
日時: 2020年2月7日(金)13:30-17:30 ( 13:00 受付開始)
場所: 物質・材料研究機構(NIMS) 千現地区研究本館1F 第1会議室
主催: TIA連携プログラム探索推進事業「かけはし」:
「中性子マイクロスコープの実現に向けた調査研究」グループ
(高エネルギー加速器研究機構、産業技術総合研究所、東京大学、物質・ 材料研究機構)
後援: TIA, TIA 光・量子計測マネージメント・グループ 、SOI量子イメージセンサ・コンソーシアム
参加費: 無料(定員200名)
TIA連携プログラム探索事業「かけはし」において、 KEK(全体代表:三好敏喜)、NIMS(機関代表:桜井健次)、東大(機関代表: 神谷好郎)、 産総研(機関代表:木野幸一) が協力して調査研究「中性子マイクロスコープの実現に向けた調査研究」を今年度 から開始しています。 この事業の一環として、以下の趣旨で研究会を開催します。
研究会趣旨:
光・X線・電子線等に変わる新たなプローブとして中性子は注目されているが、 検出器の空間分解能はサブミリメートル程度であり、 特に波長分解型ではミリメートル程度である。 そこで我々は、半導体センサ技術を導入し、ミクロン単位の位置分解能、 エネルギー弁別、高速撮影等を可能にする中性子マイクロスコープの実現性を探 っている。 本研究会では、中性子イメージングを俯瞰し、このような高空間分解能のイメー ジングにより どのような新しい研究、産業利用でのブレイクスルーが起こり、 どのような課題があるのかを議論する。
プログラム (*) -- 招待講演
時間 | タイトル | 講演者 |
13:30-13:40 | はじめに | 三好 敏喜 (高エネルギー加速器研究機構) |
13:40-14:15 | 中性子イメージングで植物内水分移動を可視化する | 松嶋 卯月 (岩手大学 農学部)(*) |
14:15-14:50 | 中性子を使った腐食鋼板中の水の観察 | 竹谷 篤 (理化学研究所)(*) |
14:50-15:15 | SOIピクセルセンサを用いた中性子検出器開発 | 三好 敏喜(高エネルギー加速器研究機構) |
15:15-15:35 | Coffee Break |
|
15:35-16:00 | 中性子検出器の基礎物理実験への応用 | 神谷 好郎(東京大学 素粒子物理国際研究センター) |
16:00-16:25 | 中性子反射率イメージング:埋もれた薄膜界面を可視化する | 桜井 健次 (物質・材料研究機構) |
16:25-16:50 | 中性子マイクロスコープの中性子集光系と産業利用調査 | 木野 幸一 (産業総合技術研究所) |
16:50-17:20 | ディスカッション | 三好、木野 |
17:20-17:30 | まとめ | 新井 康夫 (高エネルギー加速器研究機構) |
(各講演時間には5分の質問時間を含みます)
(研究会終了後、有志による懇親会を近隣で行いますので、よろしければご参加ください)
*講演資料はこちらからダウンロード出来ます(access keyは三好(tmiyoshi AT post.kek.jp)までお尋ねください。)。
お問い合わせ:高エネルギー加速器研究機構 三好 敏喜(tmiyoshi AT post.kek.jp)
last modified 2020.1.7