測定器開発室セミナー

「超伝導体を用いた放射線検出器」

講師 佐藤広海 (理化学研究所)

日時: 2006年2月24日(金) 15:00 〜

場所: KEK3号館325号室

 概要:
 

 超伝導体を用いた放射線検出器は、半導体検出器に比べて 1桁から2桁程度エネルギー分解能を向上させる能力を持った低温 動作の検出器である。これを用いた場合、可視光までの光子の 単一光子分光が可能となる。これまでに理研では、超伝導トンネル 接合素子(STJ)と超伝導転移端温度計(TES)の開発を行って来た。 今回のセミナーでは、STJやTESの動作原理・理研における開発 状況およびこれからの展望について紹介する。