アブストラクト:
ナノ秒程度の高速応答性を持つシンチレータ材料として、プラスチック シンチレータの利用が一般的である。 しかし、高エネルギー光子や中性子などを検出対象として想定した場合、 それらとの相互作用確率は非常に低く、検出効率も低くなる。 そこで、本研究では、量子閉じ込め構造の構築による高速応答性の実現や、 プラスチック-無機ナノ粒子ハイブリッドによるプラスチックシンチレータの 検出感度付与について最近の開発での達成性能を報告し、今後の展望を概観す る。
担 当:岸本( syunji.kishimoto _at_post.kek.jp)