経緯

第219 回高エネルギー委員会議事録抜粋
日時: 2005年9月14日 17:30 - 18:45 場所: 大阪市立大学
1. 引継ぎ事項   (旧委員と新委員が参加)
1-1 テストビームラインについて
引き続き、周りの状況を見ながら、主要な議題として対策を考え、要求を 出しつづけて欲しい。

概要

KEKBリング富士直線部において、8GeV・HERからのBremsstrahlungガンマ線を利用、3GeV程度の電子ビームラインを建設し、各種測定器開発の為のテストビームとして供用する。

  • 残留ガス(CO・3x10-8Pa)とHERビーム(1.3A)の反応による高エネルギーガンマ線(Bremsstrahlung)が発生する。
  • 富士交差部の上流には100mの直線部とその終端に比較的強い偏向電磁石(BX1E.1)がある。
  • この偏向電磁石内のビームパイプの形状を最適化し、小さいロスでこのガンマ線を取り出すことができれば、比較的コリメートされたビームとして利用できる。

図1.ビームラインの現状(center)

参照資料

1)Junji Haba, KEKB MAC Report.
2)幅 淳二、森田 昭夫、加速器学会誌 Vol.4 No. 2 2007 (131-135)
(添付ファイル:FTBLReportjun20.pdfを参照のこと)