研究の概要

放射光核共鳴散乱:

位置分解能と時間分解能を活かして全反射、極小角散乱やイメージング技術によるマイクロ・ナノメートル領域の局所メスバウアー分析に用いる。

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(三井・原研、Apr.,2009)

 

「反応過程」「構造変化」解明のための時間分解測定:

パルスレーザー光で誘起される物質のダイナミクス(金属錯体の光誘起スピン転移、衝撃圧縮時の音響フォノン伝播など)を調べる。

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研究内容と計画

開発の特徴と狙い:

A.超高速X線検出素子として1次元Si-APDアレイを採用: 
1ピクセルサイズH100xV200μm、H方向ピッチ<150μm、64チャンネル(10mm長)、100ピコ秒時間分解能。

 

B.超高速パルス処理回路:
500MHzパルス計数システムの実現。ハイブリッドIC回路で実証。ASICで超高速ASDチップ製作。

 

C. 超高速アナログメモリ:
10Gspsのサンプリング、帯域 5GHzを目標とする。

 

D.リニアアレイ基板の積層による2次元検出器を製作:
リニアアレイをLTCC基板(Low Temperature Co-fired Ceramics。低温焼成積層セラミックス基板)に実装。
基板端部にリニアレイを装着、厚さ1mm基板を積層。

 

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