Project

課題名

SOI X線イメージ装置の活用・普及促進

チームリーダー名及び所属機関名

  • (氏名)新井 康夫
  • (所属)高エネルギー加速器研究機構
  • (E メールアドレス)
  • (電話番号)029-879-6211
  • (FAX 番号)029-864-3284

共用期間

終了しました(平成24年10月15日~平成26年3月31日)

本課題の目的及び内容

H19~H23 年度先端計測分析技術・機器開発事業(要素技術開発)「SOI 技術による時間・空間X線イメージセンサ」において開発した、Silicon-On-Insulator(SOI)技術を用いたX 線イメージ検出器とデータ収集システムは、従来のX 線検出器に比べ、高精細・高速・高感度といった特徴を持つ。このプロトタイプ機を開放し、多くのユーザーに使用してもらう事で、従来のX 線検出器を置き換え、測定性能の向上に寄与すると共に、SOI 検出器の特徴を活かした新たな用途を発見する事が本課題の目的である。

センサー試験のためにはSEABAS (SOI Evaluation Board with Si TCP/IP) と命名した試験ボードも我々自身で開発・製作している。SEABAS はメインボードとサブボードとからなり、メインボードは共通して使われ、サブボードはそれぞれのセンサーに対応して設計される。SEABAS 上には2 つのField Programable Gate Array(FPGA)が搭載され、それぞれセンサーの制御とEthernet によるデータ転送を担当している。さらに、SEABAS からのEthernet 経由のデータ受け取りとセンサーの制御を行うソフトウエアも、我々自身で開発している

このプロトタイプ機を使用する事により、パソコンのみで簡単にイメージ取得でき、X線回析やX線異物検査、医療といった多くの分野の研究者・企業への普及促進が期待出来る。

prototype

niboshi

 

XraySpectr

compton