測定器開発室について

 
 
 
 
 
 



 素粒子は分子や原子よりもさらに小さく、目で見たりすることはもちろん、電子顕微鏡などを使っても見ることができません。そこで素粒子や原子核の研究には素粒子をとらえるための高性能の検出器は欠かすことができません。大型加速器の発達とともに、検出器の性能はしばしば研究の成否を決めたりする事があります。KEKでは検出器技術の向上にも力を注いでいます。

 素粒子・原子核の研究だけではありません。X線や中性子を使った物質構造の研究、気球を使った宇宙の観測、さらにはPETなどの医学診療の最前線、あるいは工場で製品の非破壊検査などを行う際にも素粒子の検出技術は極めて重要です。このような検出器の技術に一層の磨きをかけるために、先端加速器推進部「測定器開発室(KEK Detector Technology Project:KEKDTP)」は活動しています。

 

 

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